ミュウミュウ 北海道占冠村のJR石勝線で起きた特急列車「スーパーおおぞら14号」(6両編成)の脱線火災事故で、動力伝達装置の「推進軸」につながる部品を固定するための金属製ピンが、17年前の別の特急列車の事故でも外れていたことが1日、JR北海道への取材で分かった。 同社は前回の事故を受け、ピンの数を増やすなどの改良をした。しかし、北海道警は部品の固定方法や点検整備が不十分だった可能性もあるとみて、押収資料の分析を慎重に進める方針。 同社によると、スーパーおおぞら14号の先頭から4両目の3号車では、減速機と台車を固定する「つりピン」(直径6センチ、長さ19センチ)と、交差する形で固定を強める「割りピン」(直径8ミリ、長さ14センチ)が外れていた。何らかの原因でこれらのピンが外れ、減速機につながる推進軸の部品が次々に脱落、脱線火災を引き起こした可能性が高いという。 1994年には特急「スーパー北斗10号」(7両編成)で、推進軸が車体から垂れ下がる事故が起きた。つりピンと割りピンが同時に外れたことが原因とみられ、JR北海道は事故後、割りピンを複数使うなどして補強。しかし、今回の事故でも2種類のピンとも外れる結果となった。北海道占冠村で起きたJR石勝線特急列車(6両編成)の脱線火災事故で、緊急停止直後、運転室のモニターに「火災」と表示されていながら、運転士は目視で炎が確認できず、最後まで火災と認識していなかったことが30日、JR北海道への取材で分かった。JR側は発生から約 煙発生時のマニュアルなし=火災認識せず、待機指示―乗務員、指令との交信記録判明 約2時間後に道警からの情報で火災を知った。 「火災」の表示は、各車両のエンジンと変速機に取り付けられた温度ヒューズが139度以上で溶けるとモニターに映される。だが、白煙だけでも表示される場合があるという。 同社によると、運転士は27日午後9時55分ごろ、モニターで「変速機不調」の表示を確認し、緊急停止。直後に「火災」を含む多数の異常が表示され、同10時10分ごろモニターは映らなくなった。 運転士は偶然乗り合わせていた別の運転士と車両から降りて確認しようとしたが、煙がひどく4両目の3号車付近で引き返した。午後10時半、指令に「前も後ろも煙が充満している。火災は発生していない」と報告した。この時には既に乗客は自らの判断で非常ドアコックを使ってドアを開けて降車を始めていた。 同社は乗務員の対応に問題はなかったとした上で、「もう少し早く判断できれば、短時間で避難ができたと反省している」としている。 また、JR石勝線は線路などの復旧が終了し30日午前、札幌―釧路間の特急列車の通常運行が再開した。 24日、再審判決 誤審原因どう言及